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レーザー療法と言うと特殊な方法のような気がするでしょうが、通常の痔の手術(内痔核の結さつ切除術)でも、レーザーを使用する事はあります。
このページで解説するレーザー療法は、「ICGを併用する」ところがポイントです。
■ICG、とは何か■
ICGとは、インドシアニングリーンの略です。元々は、肝機能の測定の際に使われる人体に無害な色素(暗緑色の色素)で、この色素を、痔のレーザー療法に使います。
ICGにはレーザー光線を吸収すると言う性質があります。事前にICGを、切除する内痔核に注射すると、半導体レーザーを内痔核に照射した際、ICGを注入された内痔核はレーザー光線を吸収し、きちんと焼かれる事になります。
一方で、内痔核より奥にある組織(例えば肛門括約筋など)は、ICGを注入された内痔核がレーザーを吸収することで影響が及ばなくなり、余計な部位をレーザーで傷つける事無く、処置できます。
■特徴■
痔核を切除すると言う方法ではありませんので、手術後の出血や痛みが、従来の結さつ切除術に比較して、格段に減少します。
これにより、入院日数も、わずか2、3日程度に短縮できます。
■リスクについて■
新しい治療法ですので、対応できる病院に限りがあるのがデメリットでしょう。
(ICG併用レーザー療法を実施している病院:東京・平田肛門科医院さん)
リスクと言う観点では、患部を直接除去するものではない事から、痔核が完全消滅するわけではない、と言う点です。
内痔核が完全に治ると言うよりは、V度以上の重症の内痔核が、T度レベルに大幅に改善、普段の生活上、全く問題無い状態になる、と言う理解が正しいかと思います。
それ以外では、特に重大な副作用も無く、外痔核には応用できない以外には、取り立てて問題のある治療法ではないです。
■痛みなどはないのか■
治療時には、下半身麻酔を施します。これは肛門周辺の緊張を解くためで、注射する箇所はもともと痛さを感じる神経が通っていない部位ですので、痛みはありません。
術後の痛みも、あまり気にならない程度と言っても過言ではありません。
肛門は、直腸部は痛みを感じないのですが、肛門の表皮部分は大変デリケートで、ここが傷付くと非常に痛みます。手術によって痛みを感じるのは表皮部分に傷が付くためです。
ICG併用レーザー療法では表皮部分は基本的に傷はつきませんので、痛みを感じないのです。
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