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皆さん痔に悩んでも、例えば耐えられないほどの痛みになってようやく、検査・診察を受けに病院に行きます。風邪なんかだと、ちょっと熱出たくらいですぐにお医者さんに行くのに、なんだか変ですよね。
でもそれは当然。知りもしない人にお尻、それも一番恥ずかしい所を見られるのですから、抵抗感があって当たり前です。それに、お医者さんに見せると、すぐに手術されるのではないか??と恐れている人もかなり多いようです。
しかし、心配は無用です。
医者は、お尻の穴など見慣れていますから、あなたのお尻に、何の感慨も抱きません(笑)。そして、痔だと分かっても、極めて悪化して手の施しようの無い状態であったり、本人がいっその事切ってくれ!と言わない限り、手術しません。
現在は薬や生活習慣の改善で、ほとんどの人が生活に支障のないレベルに改善しますので、それを考えると、痔かな?と思ったらすぐに、お医者さんに診てもらう、と言うよりも、相談する感覚で病院に行かれると良いと思います。
(ただし、痔ろうの場合はほぼ100%手術になりますので、それだけは諦めてくださいね)
では、下記に検査・診察の様子を記載します。一般に、検査や診察は次のステップを踏んで行われます。
■@問診表の記述■
受付の方から、問診表が配られます。他の病気でも初診の際はそうですよね。痛みや出血の程度、そのほか気になる症状などを記載します。
■A呼ばれてから診察室まで■
普通、病院では順番が来ると名前で呼ばれますが、肛門科専門病院の場合は、受付番号で呼ばれるケースも多いです。番号で呼ばれれば、恥ずかしくないですからね。(ただし、肛門科でなく、普通の外科などでは名前で呼ばれますね)
診察室では、問診表に基づき、意志が補足的にいくつか質問してきますので、恥ずかしがらずに困っている事などを十分伝えましょう。
■B検査・診察の時のポーズ■
いよいよ診察です。ここが一番緊張しますよね。今まで肛門の診察といえば「お産する時」と同様、仰向けに寝て両足を開いて上に持ち上げる、屈辱的なポーズをとることが多かったのも事実で、これが痔の診察を遅らせ、結果的に痔を悪化させる要因になっていたとの反省が、医療機関にはあります。
現在では「シムス体位」と言って、ズボンを太ももの所くらいまで下げて(下半身を裸にはしない)、少しだけお尻を突き出した格好で横向きに寝て、医師と視線を合わせる事無く、検査してもらう事ができます。外科などではなく、肛門科や専門病院では、大体このシムス体位が一般的なようです。
■C実際の検査・診察■
シムス体位をとったら、すぐに医師が診察します。お医者さんは滅菌されたゴム手袋をはめ、診察する指にゼリーやワセリンなどの潤滑剤を塗り、肛門の触診、及び肛門内部に指を入れて、内部の状況を確認します。
この際、患者としては変なな感触がしますし、痔がひどくなってから診察すると、少し痛みを感じる事もありますが、別に手術するわけでもなく、それ以上痛い事はないので、十分リラックスして、力を抜いていて下さい。逆に力むとかえって痛みを感じたりします。
この触診は非常に重要で、これによって痔核や痔ろうの状況、肛門の狭窄状態、場合によっては直腸ポリープを発見する事もあります。
肛門鏡で少し肛門を開いて、視診する事もあります。ただしこれも、別段、痛いわけではありませんので必要以上に心配しないで下さい。
なお、手術する事が既に決まっている患者さんの場合は大腸のポリープの検査を同時にすることも多いようです。
■D検査・診察後の治療方針■
検査が終わると、再びお医者さんと面談して、現在の痔の状況、程度などが知らされます。ほとんどの人は手術をする事はありませんから、今後どのような薬を使用し、どういった生活習慣の改善が必要なのかが示されます。
特に痔の場合は「排便指導」が重要で、便秘が原因で痔になったのであれば(実際これが一番多い)、その便秘を改善すれば痔も改善することになるため、そのあたりを中心に医師と話をする事となります。
■E経過観察■
初診で薬を処方されたら、その後2週間から4週間くらいで再度肛門を診察して、経過観察します。特に問題が無ければ引き続きの排便指導と薬の併用で、生活に問題の無い状況に落ち着かせます。その後の診察は数ヶ月に一度くらいのペースとなります。
改善が見られない場合は、薬の種類を変えたり、生活習慣を今一度チェックして、どこに問題点があるのか、再確認する事となります。
以上が肛門科での検査・診察の様子です。取り立ててどうという事はありませんので、繰り返しになりますが、心配なさらないで下さい。大切なのは、痔かな?と思ったらひどくなる前にお医者さんに診てもらい、指導を受ける、という事です。
なお、お医者さんとのやり取りをもっと詳しく知りたい方は、痔の体験談のページを参考にしてみて下さい。診察時の様子が書かれたものもあります。
(参考⇒タイプ別・痔の体験談)
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