「入浴ほど、即効性のある治療法は無い」と表現されるほど、痔に対してすばらしい効果が期待できます。
もともと痔の大きな原因に、うっ血や冷えがあります。これらの原因を根本から取り去るのが、まさしく入浴です。入浴することで、当然冷えた体はポカポカと温まります。そして、血行が良くなることで、肛門周辺のうっ血が劇的に改善されます。
痔の治療薬にも、うっ血を解消する成分が含まれていますが、いくら肛門部にお薬を塗ったところで、体全体の血流を良くしなければ、その効果もあまり期待できないでしょう。
また、入浴すると、肛門部に直接温かいお湯が接触することになりますので、面倒でも、シャワーで済ませることなく、湯船につかる、という事にしたいですね。
入浴の効果はもうひとつあります。それは患部を清潔に保つ、ということです。
お風呂に入ると当然、体を石鹸で洗います。同じように、肛門部もきれいに洗うことで、雑菌から患部を守ることになります。体は石鹸で洗うけれど、肛門は洗ったことが無い、という方もいらっしゃるかと思いますが、出来れば石鹸をつけて、洗いたいものです。
管理人は必ず石鹸で洗います。そうすると、気のせいかもしれませんが、体の隅ずみまで清潔になった気がして、とても気分が良いです。(ただし洗いすぎには注意してくださいね)
抵抗がある方はシャワーを当てるだけでも良いと思います。
もともと入浴は生活習慣病などの病気の治療にも効果があることが確認されています。痔のため、というよりは体を健康に保つために、できれば毎日ゆっくりと入浴時間をとり、ストレスまで一挙に解消したいものですね。
ここでは痔の改善、解消に効く入浴法をご紹介したいと思います。
■半身浴■
体を芯まで温め、リラックスできる入浴法として、最近とてもはやっています。お聞きになられた事が一度はあるのではないでしょうか。この半身浴は万病に効くといっても過言ではないでしょう。もちろん、痔の治療に最適です。
写真では上半身が出すぎていますが、大体みぞおちの辺りから体がつかるようにします。そしてお湯の温度は37度〜40度未満。時間にして20分以上つかることで、副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスしてきます。
最初は少々寒く感じるかもしれませんが、そのときは首までつかって、暖かくなってきたら半身浴に切り替えてもかまいません。
一日に何度も入浴してもかまいません。
さらに、お湯だけですと、どうしても湯冷めしやすいので、入浴剤を加えた方が、より効果的です。入浴剤についてはこちらをご覧くださいね。
そして注意点、せっかく体が温まったのに、その熱を逃がさないようにする工夫も大事です。そのためには、
・お風呂から出たら手足に水のシャワーを当てる。
血管を今度は収縮させる事で、暖かくなった血液の熱が外
に逃げるのを防ぎ、閉じ込めます。
・すぐに暖かい格好をする。
ここで油断して薄着になると、すぐに体が冷えてしまいます。
特に冷え性の方は、靴下をはきましょう。髪の毛を乾かすこ
とも忘れずに。
■交代浴■
特に冷え性の方は熱いお湯と冷たいシャワーを交代で浴びるのが効果的です。
40度以上の熱いお湯に半身浴でつかったら、湯船から出て手足に冷たいシャワーを10秒ほどかけます。これを4,5回繰り返すことで血管が拡張したり収縮したりして、血行が良くなります。
しかし痔の症状が出たときは半身浴で長時間湯船につかることをオススメします。体以上に、その時は肛門部の血液の流れを良くする必要がありますので。
■足湯■
足首が完全に隠れるくらいまでお湯のはれる物(バケツみたいな物)に、我慢できるギリギリの高温のお湯を浸します。足を入れて10分前後、体から最も遠くて、一番冷えている足が暖まり、血流が良くなる事で全身がポカポカしてきます。なお、管理人は座りっぱなしは痔に悪いような気がするので、足湯をやるときは立ったまま入ります。(気にしすぎかもしれませんが)
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